アルミ・樹脂加工＋ヘリサート／金属加工のBANTEC〔バンテック〕

(株)BANTECは大田区に本社を構える金属／試作加工を得意とする専門商社型メーカとなります。バンテックは創業以来大手電子機器メーカからの試作加工依頼が多くその中でもアルミ・樹脂加工を得意としております。またアルミ・樹脂加工に不可欠な『ヘリサート』の挿入まで自社で対応いたします。ヘリサートはステンレス、鉄材に比べタップ強度が弱い樹脂、アルミ等に利用されるタップ補強のためのツールです。挿入は比較的容易ですが、ねじ穴数が多いと挿入に時間がかかりますので納期短縮のためにはある程度の技術が必要となります。アルミ・樹脂加工×『ヘリサート』はBANTECにお任せください。

ヘリサートとは

ヘリサートは、アルミや樹脂、他の柔らかい金属で作られた部品のねじ山補強や修理に使われるインサートです。これは、強度のある鋼線で作られたスプリングのようなもので、ねじ穴に挿入することで強度の高いねじ山を形成します。以下がその主な特徴です。

耐摩耗性: ヘリサートを使うことで、頻繁なねじの着脱にも耐えられる強度を持つねじ山が作れます。

耐食性: ステンレス製のヘリサートは、腐食に強いため、厳しい環境でも使用可能です。

修復: ねじ山が破損した場合でも、ヘリサートを挿入することで再生可能です。

軽量金属との相性: アルミやマグネシウムのような柔らかい材料に最適で、構造的な弱点を補強します。

ヘリサートは、特に航空宇宙や自動車、エレクトロニクス分野で広く使用されています。

ヘリサートの種類

ヘリサート（Helicoil）にはさまざまな種類があり、用途や目的に応じて選択できます。以下に、一般的なヘリサートの種類を紹介します。

1. スタンダードヘリサート

用途: 通常のねじ山補強に使用される最も一般的なタイプ。

特徴: ステンレス鋼で作られたスプリング状のインサート。軽量金属（アルミ、マグネシウムなど）のねじ山補強に適しており、耐摩耗性や耐久性を高めます。

2. ロックタイプヘリサート（ロックコイル）

用途: ねじの緩み止め機能が必要な場合に使用。

特徴: 標準のヘリサートに比べて、ねじが緩まないようにするロッキング機構を持っています。これは、内部にねじの一部をしっかり固定するように変形する部分があり、振動が多い環境でも緩みを防ぎます。

3. スクリューロックヘリサート

用途: 緩み止めを必要とする精密な場所に適しています。

特徴: 標準的なねじ山の間にロックする部分があるため、ねじが振動などで緩むのを防ぎます。航空機や自動車、精密機器など、ねじの緩みが致命的な結果を招く場面でよく使用されます。

4. 挿入工具不要タイプ（フリースタンド）

用途: 挿入工具がなくても手で簡単に取り付けられるタイプ。

特徴: 小型で軽量のため、簡単に取り付けることができ、特に小さなスペースや手動での作業に適しています。

5. 耐腐食タイプ

用途: 腐食性のある環境で使用。

特徴: 特殊な材料（モネル合金やインコネルなど）で作られており、海洋や化学工業のような腐食性の高い環境での使用に適しています。

6. バルクヘリサート

用途: 非常に大きな負荷がかかる場所に使用。

特徴: 標準のヘリサートよりも厚く、重い荷重や高温の環境に耐えるため、エンジンや産業用機械などに使われます。

7. 薄肉タイプ（フィルムタイプ）

用途: 軽量設計やスペースが限られた場所に使用。

ヘリサートの規格『下穴寸法と長さ』

ヘリサートを挿入する際は、まず下穴をあけてからタップを立てる必要があります。下穴はねじのサイズに適応するドリルであけ、タップはヘリサート専用のタップを立てる必要があります。

参考として、ヘリサートの総販売元である株式会社三友精機の、メートルねじのタップ下穴径を記載した表を以下に示します。

引用元：株式会社三友精機 E-サート（ヘリサート）サイズ一覧

金属加工のBANTECバンテックについて

バンテックは上記の様にヘリサートそ挿入を含む加工を得意としています。『アルミ・樹脂切削＋ヘリサート挿入』の加工は是非とも弊社にお任せください。その他、ステンレス、鉄、ADC材においても多くの実績があります。マシニング加工、旋盤加工、板金加工の御依頼は下記お問い合わせからご連絡ください。お見積もりは順次対応させていただきます。

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