モーターケースの試作・小ロット生産

BANTECでは長年アルミ製品のCNCマシニング加工を行っています。寸法・幾何公差が厳しい製品を作り続けているなかで『モーターケース』の生産も行っております。複雑・高精度の製品を作る技術力があるからこそより精度が求められる　同軸、真円度の厳しいモータケースの製作が可能となっています。アルミ製モーターケース製作は是非とも弊社にご相談ください。短納期・低コストにてご対応いたします。

アルミ製モータケースとは？

アルミ製モータケースは、アルミニウムを材料として作られたモーターの外装部分、つまりケースを指します。モーターの内部コンポーネントを保護し、冷却、軽量化、耐腐食性の向上などの目的で使用されます。アルミニウムは軽量で熱伝導性が高く、加工しやすい材料であるため、自動車、電動工具、家電製品、産業用機械などさまざまな用途で使用されています。

モータケースの製作方法

アルミ製モータケースの製作方法は、一般的に以下の工程で行われます。選ばれる具体的な製作方法は、ケースの設計や用途、製造規模によって異なりますが、代表的な方法には鋳造、押出成形、切削加工などがあります。

1. 鋳造 (Casting)

鋳造は、溶融したアルミニウムを型に流し込んでモータケースを成形する方法です。これは大量生産に向いており、複雑な形状を作ることができます。

• ダイカスト (Die Casting): 溶融したアルミニウムを高圧で金型に注入して成形する方法。自動車や電子機器など、大量生産が求められる分野でよく使われます。細かいディテールや寸法精度が高い製品が作れるため、モータケースの製作に適しています。
• 重力鋳造 (Gravity Casting): アルミニウムを金型に自然に流し込んで成形する方法で、比較的低コストですが、高精度の複雑な部品には向いていません。
• ロストワックス鋳造 (Investment Casting): 複雑な形状を高精度で製造する際に使われる方法。精密なモータケースが必要な場合に適していますが、コストが高くなります。

2. 押出成形 (Extrusion)

押出成形は、アルミニウムビレットを高温で加熱し、特定の断面形状に成形する方法です。押出成形によって作られた部品は、長く一貫した断面形状を持つため、モータケースの外周や内部構造を一度に成形することが可能です。

• 長所: 材料を効率よく使用でき、一定の形状を持つ製品が大量に生産可能。軽量で強度のある製品が作れる。
• 短所: 非常に複雑な形状の製品には不向き。

3. 切削加工 (Machining)

鋳造や押出成形で作られたアルミ部品を、最終的な精度に仕上げるために行われるのが切削加工です。CNC（コンピュータ数値制御）マシンを使用して、モータケースの寸法や形状を正確に加工します。

• フライス加工 (Milling): 平面や溝を削る方法。
• 旋盤加工 (Turning): 円形の部品を回転させながら工具で削る方法。
• ドリル加工 (Drilling): ねじ穴やボルト用の穴を開ける工程。

4. 鍛造 (Forging)

鍛造は、加熱されたアルミニウム素材に圧力をかけて成形する方法です。鋳造と比べて強度が高い部品を作ることができますが、形状がシンプルである必要があるため、あまり複雑なケースには向いていません。

絞り加工でのモータケースの製作方法

バンテックでは上記の加工方法以外にもプレス絞り加工を用いての加工にも対応しております。金型を用いることで大量生産にも対応が可能です。バンテックは海外にプレス協力工場を保有しておりますので、金型製作からプレス量産までも対応が可能です。絞り加工の場合はアルミ、SPCC、SECCでの生産も可能です。

その他　弊社の金属加工事例

旋盤加工品　ＯＡ機器シャフト	ダイカスト品の精度出し加工	ジュラルミン加工	光学機器　試作部品

弊社は超複雑形状の部品を自社治工具を活かして五軸加工を実現いたします。寸法精度、幾何公差が厳しい案件の加工を図面通りに完成させることが可能です。放熱性を向上させるための黒アルマイト処理までも対応可能です。

アルミ製ヒートシンクの製作はバンテックにご相談下さい

バンテックはマシニングセンタを用いたヒートシンク生産の豊富な経験・実績があります。また、他社で断わられた難加工も弊社では加工できた多数の事例もあります。電子機器の熱設計にお困りの技術者様においては是非ともＢＡＮＴＥＣにヒートシンクの製作依頼をお願いします。大量生産の場合は中国・ベトナムに協力工場を保有しています。試作は日本、量産は海外といった形でのご協力も可能です。
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