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技術コラム

加工について

アルミ製金型入れ子の製作~BANTECの金型部品製作サポート~

アルミ製金型入れ子の製作

BANTECでは長年アルミ製品のCNCマシニング加工を行っています。寸法・幾何公差が厳しい製品を作り続けているなかで『金型入れ子』の生産も行っております。複雑・高精度の製品を作る技術力があるからこそより精度が求められる ダイキャスト、射出成型、注型に使用される入れ子の製作が可能となっています。金型用の入れ子製作は是非とも弊社にご相談ください。短納期・低コストにてご対応いたします。

金型の入れ子とは?

金型の入れ子(いれこ)とは、金型の一部を取り外しや交換が可能な構造のことを指します。一般的に、入れ子は成形品の特定部分に対応する部品で、製品形状や寸法の変更が必要な場合に金型全体を作り直す必要をなくし、入れ子部分だけを交換することで対応できます。

入れ子を使用する主なメリットは以下の通りです:

  1. コスト削減:金型全体ではなく、特定の入れ子部分のみを交換することで、製造コストや時間を節約できます。
  2. 柔軟性:製品デザインの小さな変更に対応しやすく、設計の柔軟性が向上します。
  3. 修理が容易:摩耗や破損が発生した際に、入れ子部分だけを交換することができるため、金型の修理が簡単になります。

特にプラスチック射出成形やダイカスト金型において、効率的な金型運用のために入れ子が広く利用されています。

金型の入れ子をアルミで生産するメリット

 

金型の入れ子をアルミで製作することには、いくつかのメリットがあります。以下はその主なポイントです:

1. 加工性の向上

アルミは鋼材に比べて柔らかく、加工しやすい材料です。これにより、入れ子の製作時間が短縮され、加工コストも抑えられます。特に複雑な形状や細かいディテールを要求される場合、アルミは効率的に加工できるためメリットがあります。

2. 熱伝導率が高い

アルミは熱伝導率が高いため、成形中の金型温度をより効率的に管理できます。これにより、成形サイクルタイムの短縮が期待でき、冷却が早くなることで生産性が向上します。

3. 軽量化

アルミは鋼よりも軽量です。これにより、金型の扱いが容易になり、交換作業や取り付け作業が楽になります。また、金型を使用する設備への負担も軽減され、寿命が延びる可能性があります。

4. コスト削減

アルミ材は鋼材と比較して一般的に安価であるため、材料コストの削減が可能です。また、加工時間が短くなることから、製作コスト全体が下がる可能性があります。

5. 短納期対応

アルミの加工が容易であるため、入れ子の製作スピードが向上し、急ぎの案件や短納期対応に適しています。試作や少量生産において特に効果的です。

6. 良好な表面仕上げ

アルミは鋼よりも表面仕上げが容易で、鏡面仕上げなどがしやすいという特性があります。これにより、製品の外観品質が向上します。

ただし、デメリットとしては:

  • 耐摩耗性が低いため、長寿命が求められる大量生産には不向きです。
  • 特に高圧下での成形や強度が必要な場合は、鋼の方が適しています。

アルミ製の入れ子は、特に試作や中・小ロット生産で多く採用されるケースが多いです。

金型アルミ入れ子の加工はバンテックにご相談下さい

バンテックはマシニングセンタを用いたアルミ製の金型入れ子製作の豊富な経験・実績があります。また、他社で断わられた難加工も弊社では加工できた多数の事例もあります。金型のトラブル、新規開発型、試作型の部品製作はバンテックにご相談ください。射出成型金型メーカー様、ダイキャストメーカー様、プレス金型メーカー様弊社の技術力にて様々な部品にご協力させてください。
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